金融経済教育×小中学生の社会課題解決の機会を創出
- 2022.1.7
- 職業体験の企画開発・運営
実施内容
2022年3月6日(日)、小学生・中学生による社会課題解決のためのプレゼンテーション大会「スタートアップJr.アワード2021」決勝大会を東京証券取引所 東証Arrowsで開催いたします。
『スタートアップJr.アワード』は、2019年に初開催され、今年度で3回目を迎える小学生・中学生のための社会課題解決のアイデアを競うプレゼンテーション大会です。
子どもたち自らが考えた社会課題解決のアイデアを、一次審査(書類選考)と二次審査(プレゼンテーションの動画)で審査を行い、決勝大会は、現役ビジネスパーソンの審査員を前にプレゼンテーションを行って受賞者を決定します。小学生、中学生の2部門あり、個人・チーム・学校単位で参加可能です。アイデアの独創性や着想力はもちろんのこと、プレゼンテーションの構成や表現力、訴求力も含めて総合的に評価されます。
スタートアップJr.アワード2020決勝大会 全国からオンラインでも登壇
スタートアップJr.アワード2021 決勝大会 会場 東京証券取引所 東証Arrows
後援:東京都
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
2021 小学生部門 大賞受賞 根木絢未さん(玉川学園小学部5年生)「正しい手洗いで みんなのHAPPYへ」
不衛生が原因で死亡する子どもが多いことに着目し、プログラミングと3Dプリンタを用いて自ら楽しく手洗いができるロボットを製作。
さらにモニター調査を実施してユーザーの感想をまとめたり、将来的にはロボットが拡まることで得られる利益を、
手洗い設備のない地域の給水設備設置費用に充てるといった、行動力やグローバルな視点が高く評価され、
特別審査員の尾木ママも「3Dプリンタでロボットまで作ってとても科学的。身近なところにとどまらず、世界に目を向けている点もすごい。これが本当の学力!」と講評しました。
2021 中学生部門 大賞受賞 宮原知大さん(都立立川国際中等教育学校 1年生)「真のソーシャルイノベーション 物的ベーシックインカム」
日本が経済発展した今なお、餓死で亡くなる人がいる現実に着目し、お金でモノを買うこととは異なるアプローチとして「物的ベーシックインカム」の構想を提案。
一定年齢に達した人が1次産業に従事することで、すべての人が一生涯食料を保証されるという考え方をプレゼンテーションしました。
審査員長の前田鎌利氏は「圧倒的なプレゼン力だった。パブリックの情報を集めて分析して考えをまとめているところなど、まるでジャーナリスト」と講評。
最後に尾木ママはファイナリストの小・中学生を前に、「この大会で皆さんがやっていることは、まさにアクティブ・ラーニング。今日はすごく励まされた」と話し、
盛況のうちに2021年度大会を閉幕しました。
なお、当アワードは文部科学省が主催する令和3年度「青少年の体験活動推進企業表彰」にて審査委員会優秀賞を受賞しています。
東京証券取引所が運営する株式市場は、2022年4月4日より新市場に生まれ変わり、 上場会社の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を支える新たな始まりを迎えます。
今、企業にとってサステナビリティ推進(ESG、SDGs、CSR、社会貢献など)を行うことは経営上の重要課題です。一方の未来世代の小学生・中学生にとっても、「社会課題を解決していく」という気運はSDGsの拡がりと共に、年々高まっています。
小学生・中学生の社会課題解決プレゼン大会「スタートアップ Jr.アワード2021」決勝大会を、金融経済の柱である東京証券取引所の東証Arrowsにて 開催することは今後の未来世代において大きな意味を持ち、活きた金融経済教育の機会となります。
次世代を担う子どもたちが豊かな発想力で自由にアイデアを考え、社会課題解決のアイデアを発信できる本取組を通じて実現する、金融経済教育×社会課題解決。
「社会で活きる学び」の機会から、キャリア教育の促進につなげていくサステナビリティ推進です。
会社概要
社名:株式会社東京証券取引所
事業内容:有価証券の売買を行うための市場施設の提供、相場の公表及び有価証券の売買の公正の確保その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務。上記に附帯する業務
設立:1949年4月1日
URL:https://www.jpx.co.jp/
日本取引所グループのサステナビリティ:https://www.jpx.co.jp/corporate/sustainability/index.html